首都圏で小売を展開する際、よく言われる一つの目安が「16号ライン」。

人口のボリュームからみて、国道16号線を境に、その内側のポイントに出店していくという出店戦略が割合良く見られます。

ひところは、都心まで通勤1時間以上はかかる場所に住まいを構えて、旦那さんは長距離通勤というスタイルは珍しくありませんでした。

しかし近年、より都心エリアでのマンション開発が進んだ影響や、単身居住者の増加、共働きによってお互いの職場により近い場所に住居を構えるケースが増えたりと、16号線より内側への集中が進んでいます。

商業の観点から見ても、以前にも増して、より都心に寄った出店へのニーズが高まっております。

とは言いつつ、今も出店ポイントとしての高いニーズを保つのが、今回紹介する『ルミネ大宮』を中心とした大宮駅周辺です。

JR、東武野田線、埼玉新都市交通が乗り入れ、一日あたりの乗降客は合わせて約65万人。

百貨店も含めていくつもの商業施設が林立する、埼玉エリアにおける商業の中心地です。

「ルミネ大宮」は、1と2の2館体制で、年間売上約400億。
首都圏でもトップクラスの売上を誇っています。

高い売上効率を誇るルミネ大宮の中でも、「ルミネ１」と「ルミネ２」では若干館の性格が異なります。

双方が面する大宮駅の東西、それぞれの街特性に合わせて、そのテナント構成にも工夫を凝らしています。

1と2それぞれの食品売り場や中層階のアパレル店など、比較しながら見ていくと面白いかもしれませんね。

最後に、ルミネと言えば・・・美味しくて安いと評判の社員食堂！！

ただ、グラム単位で精算なので、つい取りすぎると結局高くなりがち(と言っても、お店よりはだいぶ安いですが)。

一時お休みしていた大宮でも、昨年復活。
新名称は「ルミ食」。(※ルミネ立川では、「ルミ9」)
食べてみたい方は、是非、出店テナントの求人に応募してみてくださいね。

ルミ食