実際に、商業施設の家賃はどういう形態ですか?
商業施設の賃料の概念は、基本方針として店舗と施設が協力し売上を上げることにより、両者側に利益をもたらそうという考え方です。
商業施設は基本的には「定期借家契約」という不動産契約です。
1.売上に関わらず最低保証賃料とよばれるものが基本ベースで存在します。
2.売上によって変動する「営業歩合」という加算賃料もございます。
この2点が基本の賃料です。
が、しかし、毎回店舗側と施設側で協議になる費用もございます。
3.共益費
坪1,000円から坪15,000円程度
4.商店会費
坪○○円~売上の○○%など
5.販促費
固定の場合もあれば、売上比例もあります。
6.駐車場代
実際の費用を按分する場合もあれば、売上比例もあります。
7.つり銭金庫使用料
3,000円から20,000円程度
8.従業員施設使用料
など等かなりたくさん発生します。
1、2 の中に3から9も含んで「賃料」と呼んでいる施設もあります。
店舗と商業施設でよくある会話
「共益費は賃料ではありません」
「支払い義務があるわけだから一緒ですよ(;´Д`)」
商業施設の賃料の考え方は全部説明したらキリがありません。
業種業態によっても賃料も歩率もちがいますし…
とりあえず迷ったらお電話ください。頑張ります。
例を挙げておきます
最低保証売上 5,000,000円
第一条件 7,000,000円まで 10%
第二条件 7,000,000円以上 8%
計算例
1.例えば 売上が100 万円だった場合は、最低保証賃料が「500万円に対して10%」と設定されていますので合計賃料は50万円です。
2.例えば売上が550万円だった場合は、55万円
3.例えば売上が850万円だった場合は、82万円です。
きりがないくらい色々なパターンがあります。
本日はこれくらいにしておきます